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脳梗塞後の歩き方

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脳梗塞後の歩き方

脳梗塞後遺症のひとつに関節拘縮というのがあります。手の指、手首、肘、肩、膝、足首など各所関節の可動域が制限され、曲げたり伸ばしたりが困難になる状態です。

 

 

これに対してリハビリをしていくわけですが…一時的によくなっても翌日には元に戻ってしまうので、かなり根気よくやらなければなりません。

 

 

途中であきらめてしまう人もいますので、週に3回くらいのペースで訪問してできるだけ早い段階で変化を実感してもらうようにしています。

 

 

とくに重点的に見ていくのは「歩き方」です。

 

 

足をブン回すような歩き方、膝を伸ばしきったままの歩き方、足首が可動しないためのすり足歩行、無意識のうちに足の指が丸まってしまうなど…

 

 

そのままにしておくと膝や腰にまで負担が来てしまうような歩き方では長い距離の移動は困難ですし、場合によっては姿勢を悪くしてしまいます。

 

 

さて、一般的には装具や補助具を使用してリハビリに専念するわけですが関節拘縮や筋緊張が強くてなかなか変化が見られない場合もあります。

 

 

リハビリはもちもん大事ですが、筋肉や関節が硬いままでリハビリをおこなっても効率が悪いこともあります。ただでさえ装具などを使用して安定感を出す代わりに、関節を固定してしまう部分もあるので一歩間違えれば負担だけが増えてしまいます。

 

 

そこで我々がすることは「筋緊張の緩和」と「関節可動域の向上」です。

 

・必要以上に力が入ってしまう部位に鍼(はり)を刺して筋肉を緩める
・まったく動きのない筋肉に鍼(はり)を刺し、通電して動きをつける
・関節付近を温熱灸であたためて可動域をあげる

 

など、施術内容は利用される方の状態によって様々ですが「リハビリ」+「筋緊張の緩和」+「関節可動域の向上」の組み合わせで進めていくと早い段階で変化がでる事例が多いです。

 

 

つい先日も5年ものあいだ病院のリハビリのみでまったく経過が変わらなかった70代男性が訪問施術を始めて2ヶ月目にピクリとも動かせなかった足の指が動き始めたことでリハビリにもやる気が出たようです。

 

 

後遺症によって今までのような自由が利かないと本当にもどかしいと思いますが、「途中であきらめない」「介護サービスに甘えすぎない」「リハビリやマッサージなどうまく使う」をぜひ覚えておきましょう。